小輝日文

デジタル一眼レフカメラ

デジタル一眼レフカメラはプロが好んで使う撮影機材で、被写体だけにピントを合わせて周囲はぼかすといった芸術的な映像を作り出せる点がメリットです。レンズを交換することでバリエーションに富んだ映像の撮影も可能ですが、慣れていないとピントが合わなかったり、レンズの選択を間違えたりしかねません。

高画質の映像が撮影できるため、手の込んだMVやPVの撮影に最適です。ただし、連続して撮影できる時間が30分などと限られていますので、議事録やイベントの記録映像撮影には向いていません。

ビデオカメラ

ビデオカメラは長時間の撮影が可能で、高倍率の光学ズームが搭載されています。そのため、発表会や学校の入学式・卒業式などを記録したい場合にはぴったりです。撮影の初心者でも簡単に扱えることを設定して作られていますので、強力な手ブレ補正機能が付いている点もビデオカメラの特徴です。ただし、ダイナミックレンジが狭く、しかも画質がやや粗いというデメリットがあります。

シネマカメラ

シネマカメラはプロ向けというコンセプトが強く、映画やCM撮影など規模の大きい撮影に使われることが多い機材です。撮影する際の設定をより詳細に決められたり、色の情報を多く残せる形式で記録できたりと様々な機能が搭載されており、デジタル一眼レフカメラよりもさらにクオリティの高い映像を撮影できます。

NDフィルターが内蔵されているものが多いため、使いやすいでしょう。プロの用途に適した入出力環境が用意されていることから、本格的な映像を撮影したいというときにおすすめです。

放送用カメラ

放送用カメラはテレビ番組の撮影で使用されるタイプのカメラで、優れたズーム機能が搭載されているほか、暗いところでも映像が撮れるのが特徴です。デジタル一眼レフカメラやビデオカメラと比較するとかなり重量があり、慣れていないと扱いに苦労するかもしれません。

アクションカメラ

アクションカメラはバイクのハンドルに取り付けたり、スポーツをする人の頭に取り付けたりして撮影を行う小さめのカメラのことです。広角レンズが搭載されており、撮影者の目線から映像を楽しむことができるため、臨場感に優れています。

スポーツアクティビティをテーマにした映像作品を撮影したいときなどにぴったりです。

ハイスピードカメラ

ハイスピードカメラは、人間の目や通常のカメラでは一瞬で終わってしまう高速現象を捉えられるカメラです。通常のカメラの場合、1秒間に30コマほどの撮影が可能ですが、ハイスピードカメラは1秒間に数千コマ以上撮影することが可能です。映像制作用としてだけではなく、産業・研究開発用としても使われています。